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日別アーカイブ: 2025年6月23日

第14回溶接雑学講座

皆さんこんにちは!

 

合同会社Levi’s商会、更新担当の中西です。

 

 

 

溶接業の魅力とは?〜手に職・誇り・未来性のある“職人の道”〜

前回は溶接業の“やりがい”についてお話ししましたが、今回はその延長線として、「溶接業の魅力」に焦点を当ててみたいと思います。


■ 魅力①:一生食べていける“手に職”が身につく

 

溶接は、建築や製造業のどんな分野でも必要不可欠。
国家資格(溶接技能者評価試験、JIS Z 3801など)を取得すれば、全国どこでも働ける職能となります。

  • 鉄骨建方の現場溶接

  • 配管の突合せ溶接

  • 製缶工場でのTIG溶接

  • 船舶や大型機械の製造

経験と資格を重ねれば、高単価の現場や海外プロジェクトにも参加でき、まさに“技術がキャリアになる”職業です。


■ 魅力②:若くして高収入を目指せる現場

 

溶接業界では、経験年数が浅くても「実力」が評価されやすい世界です。

  • 20代でも1日2万円超の現場あり

  • 危険物溶接、狭小空間作業などでは手当増

  • 資格取得により日当・月収がすぐにアップ

肉体的な厳しさはありますが、やればやるほど評価と報酬がついてくるのが、この仕事のリアルな魅力です。


■ 魅力③:海外でも通用する“ユニバーサルスキル”

 

溶接は世界共通の技術です。
ISO規格・ASME・AWSなどの国際資格を取得すれば、造船、エネルギー、インフラ工事などの国際現場でも即戦力になります。

  • 海外プラント工事の日本人溶接職人

  • 海外研修や技能実習での外国人との交流

  • 翻訳を超えた「技術の共通言語」

つまり、溶接は“世界で通用する日本の匠”を目指せる道でもあります。


■ 魅力④:機械には真似できない“人間の感覚”が活きる

 

AIやロボットが進化しても、全自動では難しい“感覚的調整”が必要な溶接は依然として人間の仕事です。

  • 薄板と厚板の微妙な熱加減

  • 鉄が反るクセを見越した溶け込み

  • 微妙な手の角度とスピード制御

これらはまさに「職人芸の世界」。
機械化の時代だからこそ、“人にしかできない技術”に価値が高まると言えるでしょう。


■ 魅力⑤:達成感と美しさを同時に味わえる

 

溶接は「技術職」であると同時に、「美しさを追求する職人技」でもあります。

  • 均一なビード幅

  • 表面の滑らかさ

  • スラグ除去後の美しい仕上がり

自分の技術が“美しさ”として形に残る――
これは芸術家や職人に共通する、深い充実感につながります。


■ まとめ:溶接は“誇りと未来”を手にする技術職

 

溶接は、どこにでも通用し、誰かの暮らしや社会インフラを支え、
しかも一生ものの技術とやりがいを得られる職業です。

  • 技術を極めたい人に

  • 手に職をつけたい人に

  • 地道でも誇りある仕事を求める人に

――溶接業は、まさに“技術で生きていく”という選択肢を後押ししてくれる仕事です。

あなたも、金属を、社会を、そして未来を「つなぐ」職人になってみませんか?

 

 

 

次回もお楽しみに!

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